なかなか良くならない肩まわりの不調・・・「前鋸筋」の癒着が原因かも!

あしやはま整骨院 院長の小口です。

 

先日の4月26日㈯は

午後をお休みさせていただいて

 

組織間リリース2025第1回@大阪

<肩関節①>

 

という手技のセミナーに行ってまいりました。

 

このセミナーは

私の技術や知識のベースにさせて頂いている

組織間リリース®

(InterStructural Release:ISR®)

のセミナーです。

 

組織間リリース®とは、

元広島国際大学教授である

蒲田和芳先生が

20年間に渡り

徒手療法の技術開発に取り組んだ結果

たどり着いた

「徒手的治療法」

の技術です。

リアライン・イノベーション研究会 - ReaLine Innovation Society

YouTube(トップセラピスト!蒲田先生)

 

この技術では

筋膜だけでなく

あらゆる組織間(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜、脂肪など)

の癒着を解放し

滑らかに動くよう

改善することができます。

 

医師が行う

「ハイドロリリース」

(癒着部位に生理食塩水を注射し組織をリリース)

という医療技術がありますが

組織間リリース®は

注射ではなく

セラピストの手で

癒着部位を改善させる

「斬新」な徒手療法です。

 

今回も

言うまでもなく

かなり勉強になりました。

 

一番

気になったのは

前々から

もっと

掘り下げたいと思っていた

「前鋸筋(ぜんきょきん)」

という筋肉。

胸郭(肋骨と胸骨)の外側面に

はり付く様にある

鋸(のこぎり)状の筋肉です。

第1~8(9)の肋骨から始まり

肩甲骨の

背骨側の縁(上角・内側縁・下角)

に付きます。

ボディービルダーの

の部分です。

この部分は

前鋸筋の下部になりますが

上部・中部・下部に

分けることができます。

上部は

起始:第1・2肋骨 停止:肩甲骨上角

作用:肩甲骨の前傾

上肢の運動のとき肩甲骨を固定

 

中部は

起始:第2・3肋骨 停止:肩甲骨内側縁の全長

作用:肩甲骨の外転

 

下部は

起始:第4-9肋骨 停止:肩甲骨下角部

作用:肩甲骨の外転と上方回旋

肩甲骨の内側縁で

ほぼ同じ層にある

「肩甲挙筋」・「菱形筋」

と連結していて

 

「癒着」や「機能低下」で

「前鋸筋」とのバランスが

崩れてしまいます。

 

肩甲骨の位置が

挙がりすぎたり

下がりすぎたり

外側に行きすぎたり・・・

 

肩関節が動かしにくくなります。

 

肩こりの原因にも。

 

 

また

前鋸筋が麻痺すると

下の画像(日本整形外科学会より)の様に

翼状肩甲骨(よくじょうけんこうこつ)

といって

肩甲骨が

背中から突き出てしまう状態になります。

テニスのサーブや

ゴルフの

クラブスイングのようなスポーツや

腕を挙上して

赤ちゃんや小さなお子さんとの

横向き添い寝などによって

伸張されて麻痺するのが主な原因です。

 

この様に

前鋸筋は

とても重要な筋肉といえます。

 

とくに

上部においては

リリースする箇所は

下の画像(右肩を上から見た図)

にある

「肩甲挙筋」

「後斜角筋」「中斜角筋」

「上後鋸筋」や

深層にある「肩甲下筋」

などの

前鋸筋と接する筋肉や

前鋸筋と接する第2肋骨なんかも。

 

これらに付け加えて

「肩甲背神経」「腋窩神経」

「副神経」「肩甲上神経」

「肩甲骨内側縁滑液包」

「内上角滑液包」

「僧帽筋下部」

「広背筋」「大円筋」

「広背筋」「小胸筋」

「外側胸静脈」

などなど・・・

 

リリースすると

かなり緩んで

肩関節が動かしやすくなり

肩こりも楽になります。

 

とくに

なかなか治らない

どこに行っても良くならない

「肩こり」

でお悩みの方は

もしかしたら

この「前鋸筋」の癒着も

原因かもしれません。

 

ここがリリースされると

ここの筋肉が

信じられないほど

「フワフワ」

になって

すごく楽になりますよ😊

 

ぜひ

あしやはま整骨院まで

お問い合わせ下さいね!

 

 

寝る前「おすすめの一曲」①

ロンドンの天才プロデューサー

Jon Hopkins (ジョン・ホプキンス)

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35,000人を超える

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「Lunar Codex(ルナ・コデックス)」

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の一部として

月面に送られるという

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