セミナーで「感覚」の修正
あしやはま整骨院
院長の小口です。
7月26日(土)は
午前中で受付を終了させていただいて
午後から
組織間リリース2025@大阪第2回
というセミナーに行ってまいりました。
このセミナーは
私の技術や知識のベースにさせて頂いている
組織間リリース®
(InterStructural Release:ISR®)
のセミナーです。
この技術では
筋膜だけでなく
あらゆる組織間(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜、脂肪など)
の癒着を解放し
滑らかに動くよう
改善することができます。
医師が行う
「ハイドロリリース」
(癒着部位に生理食塩水を注射し組織をリリース)
という医療技術がありますが
組織間リリース®は
注射ではなく
セラピストの手で
癒着部位を改善させる
「斬新」な徒手療法です。
今回のテーマは
「肩関節」
つまり
「40肩・50肩」の治療についてです。
今回も
内容が濃く
情報量も盛りだくさん。
さらにインプットできました!
そもそも「40肩・50肩」とは…
重たい物を
肩より上に持ち上げる機会が多い方や
転倒して肩関節自体をぶつけた方などに
発生しやすい傾向があります。
「肩関節」周囲の組織に
ひどければ
「夜も眠れない」ぐらい
「炎症と腫れ」が発生して
だいたい数カ月後
(もっと長い場合もあります。)
「炎症と腫れ」が治まった後に
フローズンショルダー(凍結肩)
と呼ばれる「癒着」が起こって
「40肩・50肩」が完成となります。
下の画像をご覧ください。

(右肩関節を前から見ている画像)
黄色のワイヤーの様な組織は「神経」で
紫色の組織は「滑液包」とよばれる組織。
他は筋肉(赤茶)や靭帯(白)、骨(灰色)です。
なんと
ひどい「40肩・50肩」では
これら前後合わせて
100か所ぐらい「癒着」します。
さらに
この表面を覆う「皮ふ」も癒着します。
つまり
前後あわせて
これらを100か所ぐらい「はがす」ことが
治療となります😱
さらに「皮ふ」の癒着も…
ですから
「肩の調子がちょっとおかしいな…」
「ほっとくと、ひどくなるかも…」
ぐらいでご来院いただけると
すぐに治る確率が
ものすごく高くなります。
これが
「夜も眠れない」ぐらい
「炎症と腫れ」が発生して「こじれる」と
かなり厄介なことになります…
(ぜひ早めのご来院を!)
今回のセミナーの話に戻りますが
やはり大事だなと再認識したことが
当たり前ですが「指の使い方」。
どうしても
早くリリースしようとして
指に力が入ってしまいます。
指を必要以上に押し付けてしまうと
ミリ単位での
組織の形が分からなくなって
精密な触診ができなくなります。
今回も感覚の修正をさせていただき
大変、有意義な時間となりました。
ありがとうございました。
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