「ぎっくり腰」はココをリリースしたら良くなる!
筋膜リリース専門
芦屋市 あしやはま整骨院
院長の小口です。
先々週ぐらいから
「ぎっくり腰」の患者様が多いです…
湿度や気温、エアコンの冷気など
カラダが、急な環境の変化に
ついていけないことも要因の一つです。
交感神経が優位になるので
筋肉の緊張も
思っている以上に高まるからです。
起き上がる際や、立ち上がる際
重たい物を急に持ち上げる際など
「腰」の声を聞いてあげてから
ゆっくり伸ばしましょう。
お気を付けくださいね。
今回は
あしやはま整骨院での
「ぎっくり腰」対する施術を
先週、実際に施術させていただいて
良くなられた患者様のケースをもとに
詳しく書きたいと思います。
(長くなったらごめんなさい💦)
(40代女性)
一週間前から「腰と殿部が重たいな」と
自覚しながらも
温めたり、ストレッチをしたり
ごまかしながら過ごすが
起床時、急に起き上がった際
右腰部と右殿部に差し込む様な痛みが走り
以降この部位が痛くて前屈できなくなり
受傷から翌日にあしやはま整骨院に来院。
という、割とよくあるケースでもあります。
この患者様に
「前屈時に一番痛い箇所を指一本で示して下さい」
と、お願いしたところ
右の「仙腸関節」を示されました。
まず、右仙腸関節を後ろから触わると
特に熱感はなく、炎症は少しあるだろうけど
「ひどくはないだろうな」という見立て。
つぎに、患者様には
腰を反る動きをしてもらいながら
左右のASISという
骨盤の前にある突起を
親指の腹で触って
骨盤の動きを診ると
右のASISが動かず、下がりながら
前下方に内旋する状態でした。
「ちょっと痛いですけど、うつ伏せになってください」
痛いだろうな、すみません、と思いながらも
なっていただき、今度は、仙骨の動きを
両方の親指と人差し指で触りながら確認します。
すると、仙骨の先にある尾骨が
右に偏移している状態が確認できました。
これは、どういう状態なのかというと…
本来は安定性を求められる仙腸関節ですが
右の仙腸関節が「ゆるく」なり
仙骨が動きすぎてしまって左に傾き
結果的に先端の尾骨が右に偏移したという状態。
ここから施術にうつります。
仙腸関節が「ゆるく」なる原因は
仙骨の両サイドにある腸骨が
殿部の側面にある筋肉が癒着することで
外側に引っ張られたり
そけい部あたりにある筋肉や靭帯、神経が
癒着して内側方向に引っ張ったりして
仙腸関節が離開してしまうからです。
なので
小殿筋や中殿筋、大腿筋膜張筋
鼠径靭帯、大腿神経などをリリース。
つぎは
仙骨の傾きを改善するために
仙骨を引っ張る、梨状筋や仙結節靭帯を
リリースします。
この際、注意点は左右の梨状筋の
緊張度合いを感じながらリリース。
あとは大殿筋や
その上の皮下脂肪もリリースします。
最後に腰部は
多裂筋や腸肋筋、上殿皮神経などを
じっくりリリース。
腰部と殿部の筋が
フワフワにゆるみます。
再度、左右のASISの動きと
仙骨の傾きを確認します。
両方ともが
左右対称になっていることを確認してから
ベットから起き上がっていただいて
痛かった「立位の前屈」をしていただきます。
そして、来院前の痛みが「10」としたら
現在どれぐらいの痛みですか?
と、ご質問させていただくと
「あ、痛くない…3か2です!」
ほっと一息です(よかった…)
背骨の土台となる「仙骨」の傾きが改善されたことと
「大殿筋」と「多裂筋」癒着が取れて
収縮しやすくなったことで
仙腸関節の安定性が再び回復します。
ただ、仙腸関節の炎症がひどければ
数週間かかることもありますが
(数か月かかった患者様もおられました。)
今回の患者様は
炎症があまりひどくなかったことが幸いしました。
ちなみに
なかなか良くならない「慢性腰痛」も
この施術で解消が可能です。
(多少はアレンジします)
翌日もご来院頂いた際に
現在の痛みをお聞きすると
「1か0です😊」
との事!
「よかったです🙂↕️」
今回のような「ぎっくり腰」や
なかなか治らない「慢性腰痛」
でお悩みの方は
一度、あしやはま整骨院まで
お気軽にご相談下さいね!
(最後までお読みいただきありがとうございます!)