肩が痛くて上がらない・・・原因はココでした!
あしやはま整骨院 院長の小口です。
先日、「肩が上がらない」主訴の 男性の患者様が来院されました。
片方のみですが なにもしていない状態でも痛く
就寝時も「うずく」ほどで 一週間前から痛み出したとのこと。
ざっくりですが、
可動域は
屈曲(前に肩を上げる)120°
外転(横に肩を上げる)100°
腕を下垂した状態の回旋(内旋・外旋)は
特に痛みもなく 可動域は若干狭いものの
「特に問題なし」でした。
肩がひどく固まる「50肩」であれば
ほぼ例外なく 可動域はすべて狭くなり
そして 激しい痛みが伴います。
しかし 腕を下垂した状態の回旋(内旋・外旋)は
特に痛みもなく
可動域は若干狭いものの
「特に問題なし」 なので
「これは50肩ではないかも」 となります。
急性期なので
「石灰沈着性腱板炎」(肩関節の上に石灰がたまる疾患)
も疑いますが
これは激しい痛みが顕著にあらわれるので
「ちょっと違うかな」と思いつつも
一応除外せずに頭に入れておきます。
この「50肩」と「石灰沈着性腱板炎」 の他にも
変形性関節症など いろいろ可能性はありますが
患者様の姿勢を見た時に
とても気になる点がありました。
それは・・・
すごく肩が前に巻き込んで
極端な「いかり肩」
つまり ものすごい猫背でした。
肩甲骨もガチガチで 全然動いていませんでした。
しかも 首の可動域も 極端に狭くなっており
左右にほぼ横にも向けない 上にも向けない状態。
根本的な原因はどこか・・・
もちろん、「肩甲骨」の可動域です。
あたりまえですが、 肩甲骨に腕が付きます。
肩甲骨の可動域が悪いと 腕も上がりません。
一部の首を動かす筋肉も 肩甲骨から付きます。
当然、首の可動域も低下します。
施術のアプローチとしては
肩甲骨まわりの組織を
ラジオ波で柔らかくして
手技リリースをしました。
詳しくは・・・
・三角筋(とくに後ろの縁)
・上腕三頭筋長頭の付け根(小円筋と大円筋)
・大円筋と広背筋の間
・広背筋が大胸筋と引っ付いてしまっている所
・肩甲骨内側縁の滑液包
・副神経と肩甲背神経、肩甲上神経
・肩甲舌骨筋 ・
僧帽筋と肩甲挙筋の間 などなど・・・
このあと メディセル筋膜リリースで
皮下のリリースをすると
可動域は
屈曲(前に肩を上げる)120°→170°
外転(横に肩を上げる)100°→160°
に回復!
首の可動域も
左右にほぼ横にも向けない状態から
左右45°に回復し 上にも向けるようになりました!
ホームケアとしては
肩甲骨と鎖骨を動かす体操を 行っていただいてます。
現在、詰めて通院して頂き
初検から5日間で 3回目の施術がおわりましたが
症状が少し戻っては回復しながらも
就寝時も楽になられました。
おそらく何十年もかけて 固まってしまったレベルの肩甲骨。
体が肩甲骨の動かし方を忘れてしまっていました。
本来の状態に近づくまで 3カ月以上かかると思いますが
ご一緒にがんばって治しましょう!
痛みが取れて 体が楽になると
心も楽になります。
そうすると
心に余裕ができて
人生が楽しくなります。
同じような症状で お困りの方は
ぜひ、あしやはま整骨院に お気軽にご相談下さい!
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不安に思われている事など
少しでも解消できればと思いますので
本当にお気軽に!
(今回の施術)
院長おすすめコース
部分的に痛い、つらい方へ。(30分)
すべて自費診療:5,200円<共通回券4枚>
保険+自費診療:保険負担金+3,900円<共通回券3枚>