指先で筋膜(ファシア)をリリースする技術の奥深さ
あしやはま整骨院 院長の小口です。
2月22日(土)~2月24日(月)は
体幹疼痛治療【Spine Care】2024@大阪
第4回<腰部・骨盤の疼痛治療>
第5回<頚椎マルアライメントの評価と治療>
第6回(最終回)<頸部の疼痛治療>
というセミナーに行ってまいりました。
このセミナーは
私の技術や知識のベースにさせて頂いている
組織間リリース®
(InterStructural Release:ISR®)
のセミナーです。
組織間リリース®とは、
元広島国際大学教授である
蒲田和芳先生が
20年間に渡り
徒手療法の技術開発に取り組んだ結果
たどり着いた
「徒手的治療法」
の技術です。
リアライン・イノベーション研究会 - ReaLine Innovation Society
この技術では
筋膜だけでなく
あらゆる組織間(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜、脂肪など)
の癒着を解放し
滑らかに動くよう
改善することができます。
医師が行う
「ハイドロリリース」
(癒着部位に生理食塩水を注射し組織をリリース)
という医療技術がありますが
組織間リリース®は
注射ではなく
セラピストの手で
癒着部位を改善させる
「斬新」な徒手療法です。
昨年から続く
このセミナーのシリーズも
やっと今回で終了です。
脳にインプットしたものが
今にも耳からこぼれ落ちそうなぐらい
内容が濃く
情報量が多かった!
早くしっかりまとめて
アウトプットしていこうと思います。
今回浮き彫りになった課題は
「指の使い方」
どうしても
早くリリースしようとして
指に力が入ってしまい
肘の屈伸と
大胸筋での操作という
「基本中の基本」が
おろそかになってしまっていたこと。
指を必要以上に押し付けてしまうと
ミリ単位での
組織の形が分からなくなって
精密な触診ができなくなります。
つまり
正確に
リリースができなくなってしまいます。
そして
組織間リリース®の創始者である
蒲田先生の技術は
やはりすごかった‼
深層の神経をリリースする際に
あらかじめリリースしておいた
手前にある血管の底に
人差し指を曲げながら侵入して
その位置から指をの伸ばしながら
空間を確保して
ここから神経を擦って
リリースされてました・・・
(確かこんな感じだったと思います💦)
さすが神様・・・⛩
この
組織間リリース®は
感覚を鋭く研ぎ澄まさないと
出来ない技術です。
また
解剖学を3Dで認識するだけでなく
指先からかすかに感じる情報もあわせて
想像する力も必要です。
最近
人間いくつになっても
「こんなの出来るんかな?」
と思えるぐらいのレベルに
挑戦した方がいいと思えるようになりました。
この職業を選んだ以上
自分なりに
この「組織間リリース®」を
なんとか極めていきたいと思います。
楽しみながら!
(まずは教えていただいた、ポッキーのチョコの部分を指先でこそぐ練習やっとこ!)
30°~40°上が向きやすくなりました!
セミナー三昧の2月がやっと終わりました😌