筋膜リリース

ファシアとは？ABOUT FASCIA

筋膜は「ファシア」の一種です。本来は「ファシアリリース」と呼ぶべきですが
分かりやすい様に「筋膜リリース」と呼んでいます。

最近の研究で、「しつこい痛み」は
「筋膜＝ファシア」が感じている
ということが分かってきました！！

「ファシア（Fascia）」とは

体内の組織である、筋や皮膚、脂肪、神経、血管、内臓、骨等を包む「膜」やこれら組織の間の「すき間」にある「網目状の立体構造」の「結合組織」の事をいいます。






その中でも、筋肉を覆う「ファシア」を「筋膜」とよびます。鶏肉の皮をめくると付いている「薄い透明の膜」のイメージです。

※「筋膜」は一枚物の「ファシア」の膜です。



PC作業や長距離運転など、やむを得ない長時間の悪い姿勢の習慣化や、腫れや炎症がともなうケガの後、手術痕などで「筋膜＝ファシア」は癒着してしまいます。癒着すると、痛くなって動きにくくなります。この「ファシア」が癒着が慢性化すると「なかなか良くならない痛み」の原因となってしまいます。





この「ファシア」については、今まで関心を集めていなかった組織なのですが「ファシア」の癒着が体の痛みや不調に関系していることが、最近の研究で分かってきました。

ファシアには、受容器（痛みや動きを感じるセンサー）も入っているということも最近分かってきています。「ファシア」がどれぐらいテンション（引っ張られた感じ）があるかというのを察知していて、実は、肩こりは「ファシアが感じている」ということまで分かってきています。

少し詳しく説明させて頂きますと…

体内すべての組織の間において「網目状の立体構造」の「ファシア」と呼ばれる「結合組織」があります。



すべての組織（筋、皮ふ、脂肪、神経、血管、内臓、骨等）は、この「網目状の立体構造」の「ファシア」を利用してお互いに邪魔をせず、滑りあいながら「丁度よい位置」へと安定させています。

この「ファシア」が「ぺちゃんこ」になって癒着すると「ファシア」には受容器（痛みや動きを感じるセンサー）も入っているので、「痛みや違和感」を感じることになります。「ファシア」は「体の組織を安定」させながら「滑らせる役割」があるので、癒着せずにある程度動いているほうが良い状態になります。

とくに「筋膜」はもちろんですが、「神経」や「皮下脂肪」の「ファシア」の癒着は「ずっと続く、しつこい痛み」の原因にもなっているんです。

「筋膜」や「ファシア」の「癒着」に対して、あしやはま整骨院では、解剖学ベースの「3つのアプローチ」で解決していきます。


1「指先で癒着を感じて、はがす」



体の「深層」にある「筋肉(筋膜)」だけでなく、「神経」や「血管」「脂肪体」「内臓」「骨」などと結合している「ファシア」も「癒着」します。



「指先」で体の「深層」にある「癒着」感じ取り、「指先」を使ってやさしく「はがし」ます。



滑走性も改善されて「深層部の癒着」による痛みを解消します。


2「ラジオ波で柔らかくする」




長年に渡って発生した、強固な「ファシアの癒着」がある場合には、効率よく「はがす」ために「ラジオ波」による「ジュール熱」の効果を利用して「ファシア」を柔らかくします。


3「吸引してリリースする」



さらに、「メディセル ハイブリッド」という、EMS電流で筋肉を収縮させながら「皮ふ吸引」する専用機器の力を借りて、体の「表層」にある「皮ふの下のすき間」に存在する「ファシア」の「癒着」をやさしく「はがし」ます。



これは、「表層」の「皮下脂肪」と「筋肉を覆う筋膜」との間の「空間」が広がるので、「滑走性の改善」がされるだけでなく、この空間に流れる「間質液の流れ」もスムーズになるので「むくみの改善」にも役立ちます。

「手技」を主体に「機器」を組み合わせることにより、「はがして」「体内のすき間を空ける」ことによって、「ずっと続く、しつこい痛み」が解消されるだけではなく、「動きやすく」なるので「日常生活の動作」「スポーツ動作」が向上します。

そして何より、血液・リンパ液・間質液等の「体の循環」が改善します！これは「自然治癒力を底上げする」ことにつながるんです！

さらに「ファシア」は「全身の情報ネットワークの司令塔」ではないかという研究も進んでいます。体全体を覆っている器官（臓器）で「単なる体の隙間を埋める衝撃緩衝材」と思われてきましたが、2018年3月ニューヨーク大学医学部を中心とするプロジェクトチームより、「全身に広がる、人体最大の器官を発見した」という論文が発表されました。



～細胞や分子が循環する血管やリンパ管とは別の新たなルート～ファシアは、体全体のすべての空間（すき間）に存在して脳・肝臓・胃腸などの臓器や骨、血管、神経、脂肪など筋膜と同じように、それぞれのパーツを「シート」で包んで、隣との空間に「網の目」が有り繋いでいる。この空間には常に間質液（水）が、体の自然な動きで押し出され流れている。その間質液（水）を利用して「全身にネットワークを張り巡らせる新たな器官」としての機能を有していることが確認された。

つまり、これは、もしかして…東洋医学の「経絡」の流れ、氣（エネルギー）の流れなどと関係あるのではないかと個人的に解釈しております。30年ぶりに改訂された国際疾病分類の第11回改訂版でも、体組成の基本構造物に「ファシア」が追加され、世界的に注目を集めて、研究のはずみになっているそうです。人体の不思議が徐々に解明されていきます！

痛みのメカニズム

• 偏った筋肉の使い方や
  
  
  筋肉の使いすぎ、

  
  
  悪い姿勢などの日常生活
• 筋肉同士だけでなく、
  
  
  神経・血管・脂肪などの
  
  
  ファシアが癒着する
• 組織の滑走性が悪くなって
  
  
  動きにくくなり、

  
  
  痛みが発生

当院ではこの癒着してしまったファシアをはがし、滑走性や体の循環を良くすることで、


なかなか改善しない痛みや不調にアプローチします。